今回デスクチェアを購入しました。
購入にあたって色々調べてこの分野の知識を一定量得たので、今回蓄積したそれをアウトプットしておこうと思います。
これから購入する方に対して有意義な情報になればと思います。
今回の記事でわかること
・デスクチェア界のブランドについて
・デスクチェアに搭載されている機能について
・リーズナブルな商品はどういったものがあるのか紹介
なぜデスクチェアを購入したのか?
理由:姿勢を正しく保つために
ちょっとありきたりですがこの理由一本です。
今までも結構長い時間PCの前で過ごしてきたのですが、ずっと座椅子を利用してきました。PCはいわゆるデスクでなくローテーブルに置いていました。
【ちなみにその理由は】
部屋を広く見せるためです。「家具の高さが低いと部屋が広く見える(感じる)」という理論をそのままやっていました。これは実際その通りで今回チェアとデスクも購入したのですが、前と比べて部屋が若干狭く感じます。
※追記※
たったの数日もすればその感覚は消えました。慣れるものですね。部屋が狭いとは感じません。
話を戻します。座椅子を利用していると腰に対して負担をかけやすくなります。正しい姿勢以外で座っていると姿勢が悪くなることにもつながります。
あんまりよくないことを知りつつも惰性でずっと使ってきたのですが、今回僕も世間の例に漏れずテレワークなどをする機会がありました。今後も家でそれをすることがあるのですがこれを気にPC周りをより良い環境へグレードアップしようと思ったのがきっかけです。
そういったことで今回デスクチェアとデスクを購入しました。
どういう品を購入したのか
今回もそうでしたが未知のジャンルのモノを購入するときって楽しいですよね。
まず前情報無しでジャンル内を見渡せば商品は無数にあります。どれがいいかなんて決められません。
調べてみるとまず目立つ存在として業界内のハイブランドともいえる商品がたくさんあります。多くの人に支持される良いものなんだと思います。
もし予算がOKなのであればそれら品を購入するので間違いがないのでしょうけど、例えばそれらチェアは20万円台とかです。もっと上だと40万円台。そして安くても10万円台です。。ちょっとそこまでの予算は考えていませんでした。
必要なクオリティを確保しつつ、できるだけリーズナブルに調達したかった僕はこういう風に行動しました。
step
1業界のブランド品を分析し価値のある要素を知る
step
2何の要素が自分にとって必要なのか判断
step
3必要な要素(条件)を満たしているリーズナブルな商品を探す
下で一つづつ説明していきます。
業界のブランド品を知り分析する
いくつかブランド品を紹介
まずブランド品で良いなと思ったものがいくつもありましたのでそれを紹介します。
メーカー:オカムラ
商品名 :コンテッサ
このジャンルに無知の状態でも見て思ったのは「何かカッコいい」という感じ。造形のラインなどがカッコイイですよね。
そのお値段は20万円付近です。50万円近くするバージョンもあります。。
※2020/5/24時点 PayPayモール
自身のチェアを購入後になんとコンテッサを手に入れました。購入チェアとの比較レビューです。
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【高級チェア】オカムラコンテッサ(中古)と1.5万円のチェアの比較レビュー
先日自宅用にオフィスチェアを購入しました。 そのときにチェアのことを勉強して一定量の知識を得ました。 その際知ったのがチェア界にもハイブランドがあり高級品があるということです。 今 ...
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メーカー:オカムラ
商品名 :バロン
こちらもオカムラ社製の商品です。こちらも外観的にカッコよさを感じます。上のコンテッサもそうですが名前もかっこいいですよね。
お値段は17万円台から始まり一番リーズナブルなものだと9万円台でありました。
※2020/5/24時点 PayPayモール
メーカー:Herman Miller
商品名 :アーロンチェア(リマスタード)
アメリカはハーマンミラー社のアーロンチェアです。これもかっこいいです。
こちらもお値段は20万円付近です。
メーカー:エルゴヒューマン
商品名 :エルゴヒューマン
こちらもかっこよいです。ランバーサポートの部分が独立しててかっこいいんですよね。紹介するハイブランドのなかでは一番リーズナブルで10万円ぐらいのお値段です。
ちなみにこんな高額な商品ですが現在在庫が枯渇気味です。Amazonのメーカー本家の販売ページでも1ヶ月後の入荷日が表示されています。早めに手に入れたい場合はたくさんの小売店を調べて在庫があるところを探すしかないようです。
※2020年5月時点
これら商品からデスクチェアの価値について勉強していく
たくさんの商品を見ていけば色々感じることがあったりします。そしてわかってきます。
まず直感的な見た目の良し悪しついては、とりあえず「背もたれと座面がメッシュ素材」であるほうが断然格好良いなと思いました。
カッコよさもそうですが実際座る場合にメリットがあります。例えば革素材のものって通気性が悪く汗で蒸れますよね。席を立ったときに裏太ももが涼しさを感じたりします。メッシュ素材ならそういうことはなさそうです。
あと個人的にはベース(足元の部分)がアルミ製のほうが高級感があるなと感じました。
そしてよく調べてみた結果、メッシュなど見た目のこと以外にもブランドチェアが高いのにはしっかりとした訳がありました。それは色々な機能を有しているからです。当たり前ですね笑
下は僕が分析した機能の表です。
機能名称 | |
外観 |
メッシュの背もたれ、メッシュの座面、アルミ素材のベース(安いと樹脂だったりする)等 |
パーツの有無 | アームレスト、ヘッドレスト、ランバーサポート、オットマン等 |
機能 | リクライニング、リクライニング状態でロックできる、リクライニングの可動域調節、前傾チルトが可能、座面の高さ調節、座面の前後調整、アームレストの高さ調節、アームレストの左右方向への向き調節、アームレストの前後方向の調節、ランバーサポートの前後調節、ランバーサポートの上下調節、キャスターの機能(座っていないときは動きにくい)等 |
形のない機能 | ステータス |
その他、アーロンチェアなどはサイズ展開があり自身のサイズにあったものを選択できます。背もたれ一つをとっても、ゾーンによってメッシュの張力が違っており、より人工工学的にサポートされるなど、良い機能が詰め込まれています。そうやって自分にあったものを細かくチョイスできることが価値だったりもします。
個人的に思うこととしては、もちろん全部入りが一番いいとは思います。ただしそれはそのまま価格に反映されてきます。全部入りを買おうとして10万円、20万円という出費をするのはなかなか一般人にとってはシンドイと思います。
うまいことクオリティは落とさずにまだお安めの価格の品がないのかなと考えちゃいます。
そういったわけで僕は欲しい機能だけ選んで、最低限それだけ満たすリーズナブルな品を探すことにしました。
何の要素(機能)が自分にとって必要なのか判断
それを決めるためにもまず実際に座ってみようと思い試座に行ってきました。
コロナ禍の状態なので商品を展示しているお店がクローズしており困っていましたが先日あるお店で試座ができました。
お店にて上で紹介しているチェアもいくつか座れましたが、結局「どれがいいのかよくわからない」という感想に行き着きました。座り比べてもその差はわからなかったです。
そもそも数分の試座で判断できるものではないのかもしれません。
あとオカムラのコンテッサについては会社のある人のチェアがそれでした。コンテッサを知った今、社内で見回して気づいた状況です。そしてそれには過去何度も座ったことがありました。
その感想を正直にいうと「この椅子快適」とは特段思ったことがなかったです。。
半日ぐらいそれに座っていたこともあったのですがこの感想です。一定以上のレベルの価値はかなりの長期間利用がないと気づけないところにある可能性があります。
そしてどのみち「この椅子は高い椅子だよ」という前情報がないと人間こんなものなのかもしれませんね。
ちなみに「結局よくわからない」という感想に行き着いた僕ですが、それでも座り心地がいいと明らかに実感できるチェアがありました。それはこちら。
メーカー:ニトリ商品名 :デュオレハイDX
ニトリにも行ってきました。座ってみるとこの2つになっている背もたれが別々に可動して沈み込み、そして反力も徐々に発生して体は止まるのですがその時の背中のフィット感はピッタリです。とても安定します。
その座り心地の良さに非常に感動したのですが同時に思うことは、「何か見た目が。。得意じゃないな。。」という感想。
どう見ても2つの背もたれは肺ですよね笑
そして背骨があって頭が付いているイメージです。名称の「デュオレハイDX」についても、ハイは肺のことなんじゃないかと僕は思っています。
夜の暗がりでこれがこっちを向いてたらちょっと怖いので今回は候補から外しました。座り心地はいいんですけどね。。
座り心地がお気になる方はお近くのニトリへ。このフィットして支えられる感じは新しいです。
話を戻します。
自分が狙っているメッシュ系のチェアを試座した結果、特に商品固有の優劣を判別できませんでした。つまり個人的にはこれらのどれかである必要がない。
それであれば上で述べたとおり、もう単純に欲しい機能だけ選んでそれを満たすリーズナブルなものをネットで買うことにしました。
高級品の中古を購入するという手段もありました。確かにネットでヤフオクなどを監視しているとオカムラのコンテッサが4~5万円ぐらいで落札されたりていました。しかし今回はそれはやめておきました。
理由は「自身の希望条件をすべて備えている品が少ない」からです。例えばヘッドレストがなかったり、色が違っていたりなどなど。ヘッドレストは別途購入しようとするとそれだけで2万円台とかします。
あと今回は新品を購入したいなという気持ちもありました。
必要な要素(条件)を満たしているリーズナブルな商品を探す
考えた結果、僕が欲しい要素はこうなりました。
機能名称 | |
外観 | メッシュの背もたれ、メッシュの座面、アルミ素材のベース |
必要パーツ | アームレスト、ヘッドレスト、ランバーサポート、 |
必要機能 | リクライニング、リクライニング状態でロックできる、座面の高さ調節、アームレストの高さ調節、できれば(ランバーサポートの前後調節、ランバーサポートの上下調節)、 |
形のない機能 |
この条件で探してみたところいくつか候補がでてきました。
本当はこれが購入したかったという商品
メーカー:株式会社ベガコーポレーション商品名:メッシュタイプのオフィスチェア
株式会社ベガコーポレーションが運営するオシャレ家具/インテリアのショッピングサイト「LOWYA」で扱っているこのチェアです。
見つけたときは「これだ!」と思いました。固有の名称が付けられていない点なども、色々なところへ流通していない「ここだけで売っている感」を演出します。
外観もイケているし必要な機能も揃っています。そして口コミなんかも見てみましたがとても高評価です。今時点では63件の口コミがあり、平均点は5点満点中4.51点です。
そして一番注目すべきは価格が¥24,990という点です。素晴らしい。
今までの高級チェアの金額を見てきたら安いと思いますよね。
これは「即GET!」と思いましたがそれは叶いませんでした。
理由は「売り切れのため」です。
次の入荷は6月下旬だそうです。僕はある程度前から「入荷お知らせ」の登録はしているのですが全く連絡は来ないですね。
※ちなみにPayPayモールや楽天市場、AmazonにもLOWYA支店があります。この商品についてはページ自体がなかったり、またはあった場合も本家同様に売り切れ表示になっています。
残念です。
一応「入荷お知らせ」通知ボタンをポチっておきました。
そしてこのLOWYAサイト内にこのチェアとほぼ見た目が同じで8万円台の上位商品があるのですがそれも売り切れ状態です。8万円台と言ってもハイブランドの10万超え、20万超えの商品より断然リーズナブルですもんね。売れるわけです。
このあたりで気づいてきたのですが今現在デスクチェアが結構品切れ状態になっています。理由は簡単で多くの方が現在のコロナ禍の状況にあってチェアが必要になったのでしょうね。テレワーク、在宅ワークによる必要性からだと思います。
後に記事を書きますがPCデスクやモニターアームといったPC周りの品も売り切れ続出です。
このチェアの入荷を待つ手段もありましたがとても人気なようで先が読めません。向こう何ヶ月間も手に入れられない可能性もあるので今回は別の商品を探すことにしました。
※追記※先日商品の入荷通知が届きました
一瞬、購入ができるようになっていましたが今はまた売切れ状態になっています。下で述べていますが僕は他のチェアを購入済なので注文はしませんでした。
もしこのチェアが購入できる状態になっていればそれはレアなタイミングです。
その他ボツの商品と、今回購入したデスクチェア
いくつか候補があったので紹介です。
まずは2つのボツ商品からです。
SHIHOO社製のオフィスチェア
中国のメーカーSHIHOO社製のチェアです。条件は満たしており価格は¥23,000です。
ただし2つ残念な点があります。
①座面がメッシュなのかクッション素材なのか判別できない
説明の日本語ではどちらもありえます。写真を見てもどちらもありえるという謎な状態です。この程度の理由ですがたくさんの商品から選んでいるときは除外事由になります。もったいない。
②メッシュのデザイン(柄)が普通
上で見てきた商品たちはメッシュがカッコイイです。強い素材のものを使っているらしくその特徴なのか編み込んだような見た目(柄)になっています。それぞれアップで見るとわかります。この製品はその点がどうも普通のメッシュです。
結果このチェアはスルーしました。
海外メーカーKOMENEのオフィスチェア
海外メーカーKOMENEのチェアです。メーカーのサイトがあるのですが英語オンリー、価格はドル表示で欧米系なのかなという印象です。
写真の通り外観カッコイイです。上のLOWYAのチェアもそうですがエルゴヒューマンのそれみたいですよね。このなめらかなカーブを描く独立ランバーサポート部分がかっこいいですね。
ただしこのチェアは機能面の条件は満たしているのですが、個人的にこだわった「ベースはアルミ素材」の点が満たせていません。この黒の足元でもカッコイイですがアルミのほうが高級感があるかなと。個人的な感覚だけのお話なんですけどね笑
よってこちらも僕は見送りました。
ただし、この商品は人にはおすすめできます。
お値段約3万円で条件は満たしていています。そして何よりこのカッコイイ感じです。
足元がアルミでなく黒素材であることなんて、気にもされてない方が多いのではないでしょうか。
正直下で説明する僕が買ったチェアより見た目は完全にかっこいいと思います。
最終選択したのはこちら
メーカー:株式会社オーヤマ(アイリスオーヤマの親会社)商品名:エクストラクールハイバックチェア
ご存知アイリスオーヤマです。
数年前から家電開発にも進出しそれがイケています。サイクロン掃除機とかも開発しちゃってますが、僕は会社に対して「安いけどモノがしっかりしている」というイメージを抱いています。
このチェアは求める条件をすべて満たしていて、そして価格は約15,000円です。庶民にも抵抗がない金額です。それでいて見た目もカッコイイと思います。
アイリスオーヤマ系の商品ですが同サイトにはなぜか商品紹介ページがありません。代わりに楽天市場の商品ページにて機能の情報がたくさん載っていたので確認はとりました。
本当はカラーの商品もカッコイイと思うのですが、家の色との相性を考えて黒にしました。グレーもかっこいいんですけどね~
そして注文して届いたのはこんな箱です。シンプルですね。
これを開けた状態がこちら。
楽天市場の口コミでも書かれていたのですが「梱包が雑」というのは確かにあると思います。口コミに写真があげられていましたがそちらのほうがもっとひどかった気がします笑 僕はそんなに気にならないです。
ちなみに原産国は中国と表記されています。
入っていたパーツを取り出すとこんな感じです。
組み立てのためのボルト、六角レンチが付属しています。大きいパーツは重量もありますが女性でも一人で組み立てられると思います。
完成品がこちら
めちゃめちゃいい感じです。
座り心地も良いですね。
ただし1点だけ誤算がありました。ヘッドレストの位置のことです。
・身長によってはヘッドレストが肩に触れてしまいます
(その目安は180cm以上の人です)
・ヘッドレストの位置が前すぎる気がする
でもこれはヘッドレストの取り付けを工夫すれば解消できます。ボルトの締めを甘くするほど背もたれとの接地面側に遊びが生まれます。ちょっと遊びがあればそれによってヘッドレストを上側&後ろ側へさらに動かすことができます。
いい位置でボルトのところに何か詰めて固定してもいいでしょうし、またはこの遊びがあるままでも問題なさそうです。頭を引いてヘッドレストを使いたいときはそれが遊び分下がってからいいところで止まるので。まるでこの箇所のリクライニング機能みたいです笑
まとめ
高級品には劣るかもしれませんが今のところ座る際はまったく問題なく快適そのものです。
ハイブランドの品には実益ある機能に対する金銭的価値と、実益の無いいわばイメージに対する金銭的価値(ブランド代)が価格に盛り込まれていると思います。もしも実益ある機能にだけお金を払えれば、それは経済的に無駄がなくとても素晴らしいことだと思います。
何年も使用してみたときにハイブランドの品との差(耐久性や長期間座ってわかる快適性など)が何かしら表面化してくるかもしれませんが、とりあえず僕はこんな思考でモノをチョイスしたりしています。
まだ長時間のPC作業はしていないのでこれからガシガシ利用してみようと思っています。
※関連記事※【PCデスクについて】 前回デスクチェア購入の記事をUPしましたが一緒にパソコンデスクも購入しました。 また商品の選択に至った過程をアウトプットしておこうと思います。 前回のデ ... 続きを見る
必要な要素を削ぎ落とさず、そしてできるだけコンパクトなPCデスクを購入しました。
【僕のPC環境について】PCデスクを購入したので商品選定など考えたことをアウトプットします
こういったように僕は”お得に買い物をするためにはどうしたらいいか”こういったことについて考えるのが好きだったりします。他にも色々考えて辿り着いたライフハックの記事を書いているので気になるものがあればチェックしてみてください。
無駄のない「コンパクトなモノ」についても記事を書いています。小さくて上質なモノは所有欲をそそられます。興味がある方はチェックしてみてください。