小さいパソコンSurface GO3が登場する模様です。
先日Microsoftのtwitterアカウントがこのようなツイートをしました
You’re invited.
Learn more about the #MicrosoftEvent: https://t.co/tpK3TB8Xxb
— Microsoft (@Microsoft) September 1, 2021
何やらSurfaceらしき端末画像とともに2021年9月22日11時の表示があります日本時間で9月23日0時です。
明確に何かイベントの明記があるわけではないですがおそらくSurfaceの新型が発表されるものと思われます。
すでに各種ベンチマークサイトなどでSurface新型のそれが出回っているようで間違いなさそうです。
発表されるSurfaceはGO3、DUOなどいくらかの候補が言われていますが今回はSurface GO3について取り上げます。
一番コンパクトでwindowsがちゃんと動くノートPCです(正確にはタブレットですが)
Surface GOシリーズについて
Surfaceはマイクロソフトが手掛けるwindowsOSパソコンです。
ノートからデスクトップまでラインナップされています。
その中でも一番小さいシリーズが「Surface GO」シリーズです。
現在2代目でSurface GO2という名称です。
下の〇で囲っている端末ですが、まともに使用できる限界ぐらいのコンパクトさだと思います。
他メーカーからも小さいノートPCは発売されています。例えばPanasonicのLet's noteなどが有名です。
しかしサイズ的に言うと横幅がSurfaceよりも微妙に大きいことと、本体の厚み等は全然分厚いので、スマートさは断然Surfaceに軍配があがります。
その他、有名どころでない中華メーカーの小さなノートPCなどもありますが、それは外観が分厚いスマートではないものです。
現状一番スリムでコンパクトなのはSurface GO2です。
Surface GO2の本体サイズはこうです。
横幅245 mm x 奥行175 mm x 厚さ8.3 mm
素晴らしく小さく、そして薄いです。
横幅24.5cmというのはおそらく多くの成人男性の手が収まるギリギリぐらいです。
なんといっても手をキーボードのホームポジションに普通に置くと親指同士が当たります。
親指が当たりながらタイピングはやりにくいのでちょっと手を斜めに開き気味に構えることになると思います。
タイピングの点に慣れる必要がありますが、その点を超えたらこのノートPCはただただ以下のような端末になります。
携帯性に優れた最小コンパクトなWindows機
windows機で最小という称号を持っています。+格好良いというオマケ付き。
こういった何かしらの1位を冠している商品はそれが破られることがない限り陳腐化しません。
そしてわりとそれがすぐ破られることはないように思います。
運が良いと何年もTOPの座にありずっと色あせない。
そういう状況であれば商品が発売から何年経過していても、その価値を求めた人は調べて調べて、最終的にたどり着いてくるので、いつまでも買われます。
価値を知って、その価値にお金を払うというモノの選択方法、これはいいことだと思います。
一つの対称的な思考は「最新モデルを盲目的に買う」ですね。価値を精査せず盲目的に買うというのがポイントです。
その購入品はその人の中で息が長くないかもしれません。それは自身で本当の価値を見出していないから。
ただただ価値が「●●年度の最新機」という抽象的なものなのであれば、また翌年、もしモデルに進化が無くても新モデルを買うことになると思います。ずっと繰り返す危険性があります。
ただし、問題が出てくるとすればその個人個人の経済面だけです。論をひっくり返しますが本人が問題ないのであれば全く問題ないことです笑 個人的にブランド信仰をやめてよかったなと思うことを述べます。 特に「やめよう!」と思ってやめたタイミングがあるわけではなく自然とそうなってきました。 まず具体的にブラ ... 続きを見る
ブランド信仰をやめてよかった2つのこと
話を戻します。
この最小Windows機のSurface GOシリーズ、これの新型Surface GO3が登場するということです。
下でリークされている端末情報を紹介します。
Surface GO3 仕様
CPUについて
ベンチマーク結果のサイトでCPU情報が流出しています。
新型の2つのCPUを現行品の2つのCPUラインと比べてみます。
モデル | シングルコア | マルチコアスコア |
Surface Go 2(Pentium Gold4425Y) | 2200 | 4300 |
Surface Go 2(Intel core m3) | 4100 | 6800 |
Surface Go 3(Pentium Gold6500Y) | 3197 | 5643 |
Surface Go 3(Intel Core i3-10100Y) | 4359 | 7643 |
新型を赤字にしています。
現行品に比べてスコアは上がっていますが大きくは変わっていません。
それは本シリーズがお手軽な入門機と位置付けられているためでハイスペックは詰め込まれていないのです。
まあそれにしてもこのCPU含むグレード選びが鬼門です。
安く抑えようと下モデルを選ぶとユーザー体験を一定レベル損なうことになります。
例えば現行品で一番下位のモデルを選択するとPentium、eMMCドライブ、メモリ4GBになりますが、これはSurfaceのガワだけ買って中身をスポイルしている結果になります。
利用するときに「遅いな~」と感じる頻度が高くなるはずでどうせなら一定スペック以上のものを選択したほうがよさそうです。
その他仕様について
個人的に注目しているのはディスプレイサイズです。
現行品は10.5インチサイズなのですが、本体サイズを変えずにこれの拡大があることを願っています。
それを期待する理由として「マイクロソフトはそれができるから」というのがあります。
以下比較写真をご覧ください。サイズ比率は整えてあります。
左はSurface Pro Xというシリーズなのですがかなりの狭ベゼルなんです。
やろうと思えばこの技術を使ってGO3ももっと縁を狭くできるはずです。
※Surface Pro Xは珍しい仕様でArmプロセッサが乗っています(それゆえ本体も薄い)そのあたりの関係性から実現できているのかもしれませんが。。
狭ベゼルはかっこいいのでいくらでも求めてしまいます。現行のSurface GO2はまだ縁が広く、狭められる余地がありますからね。
まあ、各種リークサイトで画面サイズは変わらないと情報は出てしまっていますが。。
どうなるでしょう。
どのグレードを買うべきか
価格について
購入予定者はグレード選びで非常に困ることと思います。
費用に余裕があれば「Core i3」の上位モデルの選択で良いと思いますがそこは各人お財布と相談だと思います。
各種リーク元の情報によると価格について様々な情報がでていました。
あてになりませんが目安として下位モデルは約43,742円~48,794円(約399ドル~445ドル)、上位モデルが約74013円~79,920円(約675ドル~729ドル)という情報がありました。
過去のSurfaceシリーズそのままの価格であったり、それより50ドルあがるといった情報もありました。
ちなみにSurfaceは、過去日本モデルについては強制的にMicrosft Officeがバンドルされてきました。これいらない人が多いんじゃ。。。
それにより価格が1万円以上つりあげられます。
さらに上記価格はキーボードカバー代は入っていません。
正味SurfaceはキーボードありきのノートPCライクな端末だと思いますので、それ代の1万数千円もプラスする必要があります。
なんだかんだで高くなります。
利用用途についてもよく考える必要あり
安くはない買い物になるので、それをどれだけ利用するかも考える必要があります。
「自分はこれをメインPCとして毎日使うんだ!」ということであれば10万円超えの価格もOKかもしれません。
ただし残念なことにSurface GOシリーズはメインPCになりうるスペックではありません。
正直メインで使うノートが欲しいようであればその他メーカーから安くてスペックが高い品がいくらでも提供されている状況です。
そう、Surface GO(小さいノートPC)は利用用途が難しいんです。
純粋なタブレットPC(スレート型[石板型])についても、利用用途が難しいという記事を書いています。
普通に考えると「携帯して外出先等での使用」がメインでしょうか。
人によって持ち出す頻度がかなり異なるかもしれませんが、いわゆる家にあるメインPCよりは確実に触る頻度が落ちそうです。
それであるなら10万円超えの金額を払って上位グレードを手に入れるべきか迷うところだと思います。ユーザー体験は上げたいですけどね。。
さらに悩む存在、現行Surface GO2の値下がり
そしてここでさらに迷ってくるのはディスカウントされた現行品の存在です。
現在様々なPCショップが在庫を処理しようとSurface GO2のセールを行っています。
【未使用品】
Surface Go2法人モデル/タイプカバーセットが特価価格¥59,378-(税込)になりました!!
在庫数に限りがあります。
気になる方はお早めに。#秋葉原アウトレット館 #パソコン工房 #Surface pic.twitter.com/F40TR3HEJE— パソコン工房秋葉原アウトレット館 (@outletkan) September 17, 2021
これ8月ぐらいから徐々に下がってきています。
今やcore m3モデル(GO2の上位モデル)がキーボード付きで約6万円です。
これは非常に安いです。
在庫を抱えているのであれば新型というものが世にリリースされるのは恐ろしいでしょうね。もちろん売れなくなるので。
あとは仕入れを割らないレベルで値下げするしかないと思われます。
ちょっと話がそれましたが戻します。
上述のベンチマークの情報をご覧いただくとわかりますが、core m3は新型の2つのCPUとさほどスコアに開きはありません。
むしろ下位モデルよりは上です。
したがって人によっては今Surface GO2を買うという選択をする方もいらっしゃると思います。
しかもGO3が出たあとはさらに値が下がる可能性もありますからね。
僕はよい選択だと思います。
そして個人的には僕もそうしてGO2を手に入れようかなと画策していたりします。
僕の利用用途は「年に2回程度の実家に帰ったとき使用」のみです。。笑
これにどれだけお金をかけられるのか天秤ですね。
ただしこれはSurface GO3の外観などが変更なしの場合です。
もし狭ベゼル化してきたりしたら話は別ですね。
それは正常進化であり旧型が陳腐化すると思います。
何はともあれ記事執筆時本日からあと2日、Microsftの発表を楽しみに待っていようと思います。
※追記 2021.9.23
Microsftの発表会が終わりました。Surface GO3は予定通り登場しました。
主な変更点はリーク情報通りでCPU面についてのみであり、その他については液晶サイズ含めGO2そのままとなります。
その他コンパクトで良いモノ全般について紹介しています。
気になる記事があれば是非チェックしてみてください。
他にも”コンパクトなモノが好き”という思考の根っこではありますが、”無駄を省く”とか”お得(経済的無駄を省く)”といった観点でも記事を書いてあります。数分で読める記事なので是非チェックしてみてください。