超絶悲報です。
楽天モバイルが1GBまで利用料0円のプランを廃止します。。
つい先日こんな記事を書いたところなのに。
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【2社運用】楽天モバイル×IIJmio 現代の最安運用は年額いくらになった?
楽天モバイルとIIJmioという二つの通信会社による運用を始めて約1年になります。 どれぐらい通信費用がかかってるか確認してみたところ改めてその安さに驚きました。 大台も大台を切っ ...
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まさに楽天モバイル基本0円の状態を利用して非常にお得な運用を1年間行い、通信費用の年額が1万円以内になったところでしたが。。
悲観していてもしょうがないので今後どうするか含めて、最安運用がおこなえる現状の他社プラン等を比較検討してみました。
楽天モバイル新プラン Rakuten UN-LIMIT VII 詳細
上が新料金プランです。
変わった点を具体的に説明すると、
料金プラン | 1GB | 3GB | 20GB | 無制限 |
---|---|---|---|---|
Rakuten UN-LIMIT Ⅵ | 0円 | 980円 | 1,980円 | 2,980円 |
料金プラン | 1GB枠廃止 | 3GB | 20GB | 無制限 |
---|---|---|---|---|
Rakuten UN-LIMIT Ⅶ | - | 980円 | 1,980円 | 2,980円 |
※価格は税抜
1GBまでという段階が廃止されました。つまり0GB使用の状態でも基本料金として980円が発生します。
これは元々楽天モバイルで3GBや20GBの段階にいた人にとっては全く関係がない変更になります。
0円運用を行っていた人のみが割を食うことになります。くぅ~やられましたね。
時期として7月1日から自動で切り替わるようです。
もし他の運用方法へ変更するのであればそれまでに動かないといけません。
他社のプランについて確認してみました。
【2022.5現在】音声通話プランの最安はどこの会社?
そもそも僕が行っていた最安運用は、電話について楽天モバイルの基本料0円/通話料0円に大きく依存した運用です。
大前提、最安運用はスマホに以下機能が搭載されていることが条件です。
・デュアルシム機能・・・2つの会社のシムを入れられる機能
・eSIM対応・・・カード型のシムカードでなく、内蔵されているシム。通信会社変更はカードの差し替えでなくデータの書き換えにて行う
データ通信と音声サービスについて別の通信会社を入れます。
かたやデータ通信についてはIIJmioのeSIMプランでカバーします。
現状、日本で提供されているeSIMプランの中で最安です。
【参考記事】IIJmioでスタンバイ中も楽天Link電話の着信は可能 自身のモバイル通信契約について、楽天モバイルとIIJmioの併用運用をスタートしました。 理由は以前の記事でも述べていますが最安運用ができるからです。 その月額費用はなんと660円 ... 続きを見る
【楽天モバイル+IIJmio2社運用】IIJmioスタンバイ時でもメイン電話(楽天)の着信は可能【楽天Link】
したがってデータ通信についてはIIJmioを継続して使うとして、電話サービスの部分について最安の会社を見つければOKです。
早速多くの会社を精査し2社に絞ったのでプランを紹介します。
au 「povo」
ポイント
・基本料0円
・国内通話:22円/30秒(税込)、国内SMS送信:3.3円(税込)
・180日間に1度有料トッピングを購入する必要あり
個人的にはまさかの3大キャリアのノミネートです。
KDDIことauのpovoがお安かったです。
ただし赤字にした注意点の部分です。180日間に1度有料トッピングを購入する必要があります。
こういった条件付きの仕組み、3大キャリアは多いですね。
仕組みを解説です。
以下はpovoサポートページ内の記載内容です。2022.5.13時点
下のことが読み取れます。
・期間内の従量通話料とSMS送信料の合計額が660円(税込)を超えている場合は利用停止や契約解除にならない
トッピングを買わなくてもこれで維持できていく人もいそうですね。
あと「トッピング一覧はこちら」のリンクを開いてみたのですが通常のpovoのトッピング一覧ページに飛びます。
つまりこのページ内のコンテンツを買えば”有料トッピング購入”にあたるというわけです。
ページ内の最安トッピングは「smash.使い放題パック(24時間) :220円」のようです。
どういうサービスかはわかりませんが6か月(180日)に1回ぐらい、最低限これを申し込みすれば運用できます。
1年間電話を維持するための費用
・6か月に1回220円 × 2 =440円
+ 通話料金(22円/30秒)
IIJmio「音声プラン」
ポイント
・(純粋に電話を維持するための料金は)eSIMプランにプラス330円~410円
・国内通話:11円/30秒(税込)、国内SMS送信:3.3円(税込)
今までeSIMプランをオススメしてきましたが今回は音声プランのオススメです。
IIJmio料金プラン
料金プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 15GB | 20GB |
---|---|---|---|---|---|
音声(電話あり) | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 |
SMS | 820円 | 970円 | 1,470円 | 1,780円 | 1,980円 |
データ通信(物理SIM) | 740円 | 900円 | 1,400円 | 1,730円 | 1,950円 |
eSIMデータ通信 | 440円 | 660円 | 1,100円 | 1,430円 | 1,650円 |
そもそも最安運用の片翼を担っているのがIIJmioです(データ通信をカバー)
これを電話の部分についてもIIJmioにしてしまうというものです。
例えば僕なら4GBのプランでよいのですが、eSIMプランを音声プランにしたところで月額990円です。
7/1以降についてはこうなる予定なので↓
楽天モバイル1,078円 + IIJmio(eSIM 4GB) 660円 = 1,738円
それよりは750円ぐらい安いことになります。
1年間電話を維持するための費用
・音声プラン 330円(※4GBにおけるeSIMプランと音声プランの差額) × 12か月 = 3960円
+ 通話料金(11円/30秒)
どちらが良いかは電話の使用方法によって変わる
まず2社が電話代について2倍の開きがあります。
・au → 22円/30秒 ・IIJmio → 11円/30秒
ここをどう捉えるか。
さらにその人の電話の仕方によってはpovoの「5分以内通話かけ放題 550円/月」というトッピングも適切かもしれません。
※海外での発信/着信は対象外
そしてもし海外での通話がありえる人であるなら、おそらく楽天モバイルがおトクです。
理由は楽天linkによって無料で通話できるからです。
インターネットを使用して電話する仕組みになっているので、海外のその場でネットさえつながっていれば(wi-fiもOK)、なんと日本国内へ無料でかけられます。
楽天モバイルの仮想化の仕組みはものすごいです。
※指定66か国に限るなど注意事項はあるので詳細は楽天HPをご確認ください
深いですよね。
そして次に説明するシムのスタンバイシステムによっては、より楽天一択になる可能性もあります。
【重要】[デュアルシム]シングルスタンバイかデュアルスタンバイかの点
重要な点で端末のデュアルシム設備がシングルスタンバイかデュアルスタンバイかの点も気にする必要があります。
チェック
・シングルスタンバイ→そのとき設定している一方の通信会社でしか通信ができない
・デュアルスタンバイ→常時2つの通信会社両方の通信が成立している
これが影響するのは電話の着信です。
デユアルなら何も気にする必要がありません。
シングルの場合はスタンバイする通信会社を適時変更する操作を、日常的に行っていく必要があります。
例)基本はpovoにしておく(電話着信に備えて)、昼休みにネットをする際はIIJmioに切り替える
※このケースの昼休み中は電話の着信が不可
そして楽天モバイルの場合について説明です。
電話アプリの楽天linkは他社回線がスタンバイ中でも電話の着信が可能です。
つまり+ IIJmioで行く場合、基本IIJmioでスタンバイにしておけば問題ありません。
僕の使っているRakuten Miniはシングルスタンバイです。
僕の場合で説明します。
楽天モバイルをやめて他社にMNPしたとしても、電話の着信をさせるためには基本その他社にしておかなければなりません。
例えばpovoですね。
しかしpovoでは最安にするためデータ通信量は買っていません。通信をするためにはIIJmioに設定を切り替える必要があります。
これって電話の着信のために切り替える、ネットをするときは切り替えると、なかなか手間なんですよね。
シングルスタンバイの端末で2社運用をしていた人にとっては楽天Linkが大きいです。
この楽天Linkのメリットを考えると結局楽天を残す必要がありそうにも思えたり。。
かと言って正直、基本月に1回も通話をしない電話にそこまでして何があるか。。
考えものです。
7月1日以降どうするか?
私もそうですが電話をほぼ使用しない人にとっての金額的最安はpovo + IIJmioです。
ただし3大キャリアに関係を持つ場合は以下に注意です。
・今後プランが大きく変わる可能性がある(MVNOに比べて)
※なおかつ読解が必要な奇天烈な条件が付くケースが多い
NTTドコモやKDDI auは根底にはお客様単価を高く取っておきたいという背景があります。
これは当然でMNOとしてインフラを実際に持っている企業であり、その回線借りサービスを行っているMVNOとは立場が異なります。
MVNOと同じ水準の料金にできるわけがなく、苦肉の策が+条件+条件での割引後価格なのです。
今回のpovo 0円運用(180日間に1回は有料トッピング購入)も今はできるがそのうち変わるかもしれません。
「基本料金0円を980円にします」
「1月に1回有料トッピング購入必須にします」
という風にいつなるかわかりませんし、その潜在的リスクは消えません。
個人的にはそういった流れに振り回されたくないというのがあります。
そして自身の端末は説明したとおりシングルスタンバイの仕組みです。
その点ゆえに楽天 + IIJmioのままで継続する可能性が高いです。。。わからないですが。
昔よりも携帯番号を保持していることのメリットは下がってきてますもんね。
もはや友人なんかについては携帯番号は知らない。
デュアルスタンバイの端末の人なら自由だと思います。
おそらくpovoが幸せになれんじゃないでしょうか。
海外利用のシーンも検討したい
海外というシーンを考えるとより楽天モバイルの強さが見えてきます。
コロナも終わりが見えてきて海外へ行くことの機会や機運が高まってきています。
海外通話については楽天Linkがずば抜けて優位性を持っています。
海外にいながら日本の電話(固定電話含む)へいつでも無料でかけられるというあんしん感はなかなか大きい気がします。
さらにRakuten UN-LIMITプランはもともと海外ローミング(海外でのデータ通信)2GBが無料です。
【参考】他社の海外データ通信について
・Docomo(ahamo以外)→パケットパック海外オプション 3日間プラン 2480円
・Docomo ahamo →通常プラン20GBに含まれる
・au(povo以外) →世界データ定額 事前予約すると490円/24時間、事前予約しない場合は980円/24時間
・au povo →未対応 (説明ページ見つけられず、サポートチャットで”海外”検索も情報無し)
・softbank → 通常プランに含まれる
今回の情報がみなさんの参考になれば幸いです。
楽天×IIJmioの2社運用に興味を持ったかたはこちらご確認を。
僕のブログではこういった通信会社はどこがお得であるのかという話や、”様々な無駄を省く方法”などを記事で取り上げています。数分で読める記事なので是非チェックしてみてください。
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