楽天モバイルとIIJmioという二つの通信会社による運用を始めて約1年になります。
どれぐらい通信費用がかかってるか確認してみたところ改めてその安さに驚きました。
大台も大台を切ってます。
今回その金額詳細を共有しておきます。
今デュアルシム対応かつeSIM対応端末を持っている人で、モバイル通信費を抑えたいと思っている人であれば
今時点この2社運用が最安だと思われます。
【楽天モバイル】1年間でかかった費用
明細がこちらです。
チェック
1年間の合計費用:1,081円
ちなみに1回だけ請求が発生している2021年5月の1,081円。
これも不注意で1GBの容量を超えて使ってしまったから発生しています。
初めての月だからちょっとシビアになり切れていなかったです。
通信容量の制限設定もしていなかったように思います。
キチンと設定していれば1年間0円で使えます。
「1GB以内なら0円」これが楽天モバイルのメリットです。
続いてIIJmioです。
【IIJmio】1年間でかかった費用
2021年5月から使い始めました。
チェック
1年間の合計費用:8,013円
※2022年4月分の請求がまだ載っていないですが金額は660円です、上記合計には含ませています
※2021年6月が220円高い(880円請求)のはeシム発行代
※2021年5月が533円と半端なのは、初回月のため日割りがされているから
【楽天モバイル×IIJmio】1年間の合計費用
楽天モバイル 1,081円 + IIJmio 8,013円 = 9,094円
1年間で1万円を切りました。
嬉しい反面、個人的にはモバイル通信にかける費用はこれぐらいが適正だと思ってしまいます。
その昔ドコモの頃、全然使わない層でも約5000円/月程度の単価を取られていた時代を考えると、やっと時代が小容量利用者に追いついてきたと思います。
容量がいらない人はいらないですからね。
これいつか年金生活のシーンが来ても全く問題なく維持していけるなとか思ったり笑
今や水、電気、ガスに次ぐ必須インフラですし当然ですね。
次に実際の僕の通信量について共有しておきます。
1年間の通信容量について
まず楽天については毎月1GB以内で収めています。それが0円の条件ですからね。
おそらく平均400MBぐらい使っているはずです。
ちなみに楽天モバイル契約をしておくコアメリットは0円で電話が使い放題という点です。
そしてIIJmioの通信容量です。
僕は4GBのプランで契約しています。基本的には4GB以内になっています。
そしてIIJmioの非常にお得な話なのですが、ときどき契約の4GBを超えた月がありますが、それも容量を追加したわけではありません。
仕組みとして毎月のデータ量の使用期限は翌月末になっています(ただのひと月繰り越しと表現してもよいですが)
そしてここに注目です。データ容量の消費順は使用期限が近い分から使われていきます。
これ、非常におトクですよね。基本的には契約容量について全くロス無く回っていきます。
例えば前月残が多めにある月は、そもそも当月の新しく付与された分に手がつかないわけです。結果翌月へまたガッツリ繰り越されます。
何も考えなくても最も効率よく容量が消費されていきます。
そういった仕組みの恩恵を受けている部分もありますが僕は全く容量について我慢などもしていません。
あくまで普通に使う上で4GBプランで最適です。
現在、日本でeシムプランを提供している会社は5社、その中でIIJmioはダントツで最安です。
デュアルシム対応かつeSIM対応端末の方であれば、現在の主回線を維持したまま副回線としてeSIM契約を付けることができます。他社回線を試してみるイメージで気軽に可能です
2社運用をオススメできる人、そうでない人
こういったことで個人的にはとてもオススメできる最安運用なのですが、向き不向きがあります。
そのあたりをまとめておきます。
楽天モバイル、IIJmioの2社運用に向いていない人とは?
①通信速度を求める人
IIJmioの速度について僕は3大キャリアよりも遅いとは思うが問題ないと結論づけています。
体感の話ですが3大キャリアの頃に比べて少し遅いぐらいです。
テキストや画像がついているぐらいのサイトを見るのにはまず問題ないです。
youtubeはじめ動画サイトについては基本的に見ないのであまりデータの蓄積がないですが、
たまに見るときの感想は普通に動くということです。
止まりながらカクカク進むといったことも無いです。
楽天モバイルの速度もIIJmioと同じような印象です。
本来、ドコモの借り回線サービスのIIJmio(MVNO)より早そうなイメージですが、あまり変わらない体感です。
どちらの通信会社で待ち受けていても速度はすごく速いということはないので、高速であることが条件の方は避けたほうがいいかもしれません。
②通信品質を求める人
先日こういった体験をしました。
満員電車に乗った際につながらなかった
速度以前の話ですね。
普段僕は電車に乗らない生活をしています。
それを先日朝のラッシュ時に乗る必要があったのですが見事に通信ができなかったです。
これが毎日なのか、そしてその区間だけのことなのか、さらにはIIJmioだからなのか、それはまったくわかりません。
※ちなみにIIJmioと楽天モバイル両方でつながりませんでした。よくわかりませんが障害ですかね。
なんとなく3大キャリアならまた状況が違うんじゃないかなと思いました。
そしてたまに楽天待ち受けの状態で出くわすのが「圏外」です。
人口カバー率が高くなったとは言うものの、都心部でもちょっと地下の場所なんかでつながらなかったりします。
完全にIIJmio(ドコモ回線)のほうがカバー率は上です。基本は常時IIJmio待ち受けにしています。
※4GBの容量があるのもIIJなので基本はこちらで待ち受け
通信品質を求める方は3大キャリアにいるままが良いかもしれません。
③外出先でゲームをする、動画視聴をする人
①の通信速度の話とも被りますが、速度的な面で一定の高速が必要なのであれば避けたほうがよいです。
※ちなみにyoutube等を見るのであればそこまでの高速は要求されていません
そしてゲームや動画は通信容量を非常に食うと思います。
その理由で向いていないと思っていました、
が、
現在IIJmioのeシムプランはこのように大容量プランも充実してきました。
最大の20GBを契約してもおそらく3大キャリアより安いと思われます。
したがって容量が20GBに収まる方で、通信速度等も必要条件をクリアしているのであれば、
オススメできるという結論になります。
今現在(2022.5)、一応ドコモの料金を見にいったのですが驚きました。ギガホライトというプランの1GBまでの利用で既に1980円(税抜)なんですね。さらにこの高い状態でも謎の割引が既に適用済の状態です。うん高いですね。
はるか過去から実績を見るに、この奇天烈な割引条件をドコモはじめ3大キャリアはやめることができません。この読解に付き合わないといけない状況もひとつの無駄だと捉えます。
楽天モバイル、IIJmioの2社運用に向いている人とは?
ここまで説明してくると「それって誰も向いてないんじゃないか?」という声が聞こえてきそうです。
でもそれが向いている人がいるんです。
それはこういう人です。
通信のメイン端末がスマホではない人
このブログでずっと書き続けてきていますが情報処理を行うのに適した端末はPCです。スマホではないです。
それを知っている層はできるだけ通信はPCで行いたいと考えると思います。その方々にドンピシャです。
スマホ使わないですからね。
まとめ:スマホとPCの上手な使い分けが無駄を省く
スマホの長所と短所
スマホの長所はその携帯性です。画面サイズや操作性を落として携帯性をあげています。
どこへでも携帯してどこでも通信ができる点が最大のメリットなので、それは享受しましょう。
ただし「何をするのにも最も適したデバイス」ではないのでご注意です。
以前こういうエピソードがありました。
「(スマホで)確定申告をやりたいから教えてほしい」と言われ、
僕は即「諦めるべき」と思いました。
もう説明は不要でしょうけどあんな手間なものをわざわざ小さい画面でフリック入力で全部仕上げていくなんて拷問だと感じます。
デバイスが選べるなら断然PCで行うことをオススメしたいです。本人の苦労軽減ために。
個人的なおすすめ運用はスマホは外出時の緊急用端末、メインはPCと捉えることです。
ちなみにこの考えがピンとこない方はおそらく良い体験(PC)のほうを知らないだけの方です。
先日友人がPCが欲しいというのでミドルアッパーぐらいのノートPCを目利きしてあげました。半年たった今、友人は家ではPCで通信をすることが習慣付き、例えばLINEなんかはもうスマホで打つのめんどくさいという感想がでました。
僕はニヤリとしました。。笑
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何かを作り出すのはPCが得意
さらに今時個人が発信をすることが普通になっていますが、何か生産的な活動を行おうと思うならスマホとPCのパフォーマンス差はまさに雲泥の差です。
例えば
・画像処理をしたい → PCじゃないと無理
・動画編集をしたい → PCじゃないと無理
※厳密には「できないことはないがするには何倍も苦労する」です
※twitterのようにテキストを生産するのであれば当然スマホもOK
誰でも想像できると思いますが特に動画編集を行うのなんかは100%PCに軍配があがります。
そんな有能なPCですがなんとコストはスマホより下だったりします。
例えば10万円で買うスマホでも動画編集はできませんが、その額以下で買うPCでも動画編集は可能です。
個人的には、世間がいわゆるスマホというものに抱く価格感は実際の価値以上になっていると思います。
現在のナチュラルな世間の方向
世の中「スマホは1-2年毎に買い換えて、通信は3大キャリアで」という方向にナチュラルに偏向していますが、個人的にはそれは商業の世界における仕掛ける側の策略通りにハマっています。
例えばスマホメーカーはスマホに進化が無いにしても毎年毎年買わせたいでしょうし、モバイル通信会社は通信契約を実は値段なりの価値が無いにしても高いプランで契約させたいでしょう。営利目的だから当たり前ですよね。
企業は何を頑張るかといえばプロモーションを頑張ります。
これも実例ですが以前友人が1年前に当時の新型iphoneを買って、また翌年も最新型を買いました。1年買い替えですね。
そのとき友人が言った言葉は「買う気はなかったけど見たら買いたくなった」です。
すごいですよね。企業の努力の甲斐があります。幸せなのはこの友人なのか企業なのかあやしいものです。
こういった点に限らず何か無駄が多いよな~削っていきたいなと考えている人がいれば、いったん一つ一つ省ける無駄がないか見直していってもいいかもしれません。
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ブランド信仰をやめてよかった2つのこと
個人的にブランド信仰をやめてよかったなと思うことを述べます。 特に「やめよう!」と思ってやめたタイミングがあるわけではなく自然とそうなってきました。 まず具体的にブラ ...
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楽天×IIJmioの2社運用に興味を持ったかたはこちらご確認を。
僕のブログではこういった通信会社はどこがお得であるのかという話や、”様々な無駄を省く方法”などを記事で取り上げています。数分で読める記事なので是非チェックしてみてください。
そしてムダを省いた実用的なサイズ「小さなスマホ」の記事をはじめ、小さくて良いモノ全般についても紹介しています。気になる記事があれば是非チェックしてみてください。