Apple社から新型iPad miniが発売されました。
小さなデジモノに興味がある僕ですがこれには反応します。
現在タブレットPCというと10インチサイズ以上が主流となっています。
そういうわけで今回のiPad miniのような8インチぐらいの品質の良い端末というのはなかなか存在しない状態でした。
これは今回購入する人も多いんじゃないでしょうか。
そしてこういう端末を目にするとAndroidユーザーは気になる点があると思います。
それはこの疑問
iPad miniのようなアンドロイド端末はないのか?
はい、そして速攻で回答ですが
あります。
もうおな~じサイズの、3対4比率で、そして薄い端末です。
中華製の変な模造品とかじゃないですよ笑
今回新型iPad miniとそのそっくりなAndorid端末を紹介しておきます。
iPad miniはどんな端末?
ご存じAppleが誇るタブレットPCがiPadです。
その他メーカーもAndroid OS等で商品をリリースしていますがどうも存在感が無いです。
基本的にタブレットPCと言えばiPadをイメージする方も多いのではないでしょうか。
そんなiPadは様々なサイズ展開がされていますが主力と言えるのは10インチ以上のサイズシリーズです。
その中でも一番小さいサイズ需要をカバーするのがこのiPadminiです。
しかし残念なことにこのサイズは需要が多いほうではないと考えられます。
その証拠として今回のminiシリーズの端末が登場したのは実に2年半ぶりです。
Appleは儲けの主力でない端末は頻繁に新型を発表してきません。
初代iPhone SEもそうでしたね。研究開発費もかかりますからね。
サイズについて
さてサイズを見ていきましょう。
名称 | 横幅×縦幅×厚さ(mm) | 画面サイズ | 解像度 | 重量 | アスペクト比 |
iPad mini | 134.8 × 195.4 × 6.3 | 8.3インチ | 1488×2266 | 293g | 約3:4.6 |
iPad | 174.1 × 250.6 × 7.5 | 10.2インチ | 1620×2160 | 487g | 3:4 |
iPad mini小さいです。
このように数字だけ表示してもイメージがわきにくいかもしれませんが、まさに上の画像のイメージです。
iPadを片手で握っている写真ですが本当に片手で持てます。
このサイズ感がいいんです。ここに価値がある端末です。
このサイズの価値をわかっていただくために、次にタブレットPCの難しい立ち位置についてお話します。
タブレットPC利用用途がわからない問題について
現状売れ筋のタブレットはノートPC用途が多い
上でも述べた通りタブレット端末のサイズは10インチ以上というのが主流になっています。
そしてタブレット界で現状有名な端末はiPadとマイクロソフトのSurfaceぐらいです。
その2社の端末が10インチ以上を主として何種類もリリースされているという状態です。
※その他メーカーの端末もありますがパっとしません。
そしてここでタブレット端末の悩みどころなのですが、利用用途が難しいという問題があります。
現状の10インチ以上の端末はタブレットとしてではなくて多くの場合ノートPCのイメージで使用されていると思われます。
iPadもSurfaceもキーボード付きカバーが存在するのは周知の事実です。
Surfaceに至ってはほぼ全員がキーボード付きカバーも購入し利用しているのではないでしょうか。
これはwindowsが動く最小のノートPCとして捉えられているように思います。いわゆるタブレットではなく。
いわゆるタブレットとして扱うためには端末がコンパクトである必要がある
大きくなるほどタッチ操作だけで扱うのは煩雑になってきて、ノートPCでいいじゃんってなってしまいます。
10インチ台はまさにその線引きでPC扱いにしたいと脳が言うんでしょうね。
別な言い方をすると、タッチ操作が便利だと感じる端末はある程度コンパクトである必要があるのです。
イメージしやすいように画像を作ってみました。
10インチサイズだと縦に25cmぐらいありますが、一番上の隅で何かしらタップしたとして、もし今度一番下の隅でタップしたい部分があったとします。
これ毎回腕を動かしていられないと思います。
この手元の所作が手首や指の可動域内で収まるレベルでないと継続的に使用していくのが難しいです。
そして重量も500g近くありますが、これを常時手で持ってというのはきついです。
僕も体験があるのですが、ある美容室でまさに10インチiPadを渡されて電子雑誌が読み放題ですと説明を受けました。
ただし30分見ていられなかったです。理由は重いからですね。
タブレットとして扱うことができるサイズとは?
こうなってくるとどれぐらいのサイズだとタブレットとして扱えるのか?
という問いが生まれます。
そしてその答えは7,8インチサイズだと思われます。
※完全に主観です。異論も認めます笑
前述の通り10インチ付近(9インチも含めています)はもはやノートPCです。
そしてタブレットの一般条件として「スマホよりは大きい」と認知されている点を考えると7,8インチぐらいに集束されてくると思います。
ちなみにスマホと呼ばれているカテゴリの最大クラスはこんな感じです。
・6.7インチ(iPhone 13 Pro Max)
・6.8インチ(Galaxy S21 Ultra)
ほぼ7インチ。大きいですよね。個人的にはタブレットとカテゴライズしてもよい大きさだと思います。
ということでこういったことが言えると思います。
一般に「スマホでは小さいからタブレットが欲しい」といったケースにおいて、想定されているそのタブレットのサイズは7~8インチサイズである
あくまで片手で持てる、タッチ操作で利用する端末でありスマホの延長といったイメージです。
そういうことで約8インチサイズのiPadminiの価値が光ってくるわけです。
iPadのラインナップの中で本当にタブレットなのはiPadminiだけだと思います。
僕はモノのサイズには非常に細かいので持論を言わさせてもらいました笑
では次でAndroidユーザーがしばしば抱く疑問、iPadminiみたいなAndroidタブレットはあるの?についての回答です。
Androidでこういうサイズ感のものを使いたいという要望があると思います。
で、それについてはほぼiPadminiなドロタブが存在しています。
ちなみに僕はそれを長年利用しているので紹介します。
iPadminiみたいなAndroidタブレット「ASUS ZenPad S 8.0 Z580CA」
ASUS ZenPad S 8.0 Z580CAの仕様とサイズ
iPadminiそっくりなドロタブはこちら。
ASUSから発売されているZenPad S 8.0 Z580CAです。
僕はこれを所持しています。
簡単な仕様はこちら。
ZenPad S 8.0 Z580CAのスペック
サイズ/重量: 134.5 x 203.2 × 6.6 mm/298g
ディスプレイ:7.9インチ/1536 x 2048
OS:Android5
CPU:Atom Z3580 、2.33GHz、クアッドコア
内部メモリ(RAM/ROM):4GB/32GB
メインカメラ:800万画素
フロントカメラ:500万画素
バッテリー容量:公称駆動時間 約10.5時間
対応バンド : wi-fi
その他:bluetooth
そしてサイズの部分を取り出してiPadminiと比べてみました。
名称 | 横幅×縦幅×厚さ(mm) | 画面サイズ | 解像度 | 重量 | アスペクト比 |
iPad mini | 134.8 × 195.4 × 6.3 | 8.3インチ | 1488×2266 | 293g | 約3:4.6 |
ZenPad S8.0 | 134.5 x 203.2 × 6.6 | 7.9インチ | 1536×2048 | 298g | 3:4 |
こんな感じです。iPadminiとほぼ同じですね。
見た目だけのハリボテでなくて、解像度も良いんです。
この端末はいつ発売されたもの?
さきほどの仕様表でOSが「Android5」になっていたので気づいた方もいるかもしれませんが、この商品は現在販売終了となっています。
発売されたのは2015年8月のことです。
もう6年前の端末ですね。
当時、僕が端末を知ったとき以下点に好感が持てました。
・Atomプロセッサ搭載(当時珍しかった)
・解像度が良い
・サイズがコンパクト
・非常に薄い
当時は今ほどArm系プロセッサの優位性が共通認識でなかったのですが、IntelのAtomが入っている点に面白さを感じました。
※Atomはそんなに評判のいいCPUでもないですが笑
タブレットレベルなら非常に良いユーザー体験をみせてくれるんじゃないかなと思いました。
そして解像度が大きい点です。
当時のトップレベルの狭ベゼル技術で画面面積が大きくとられています。
これって表示が綺麗なのはもちろん、普通に外観もかっこいいです。
そして薄さの点です。
6.6mmという薄さにひかれました。
当時の最薄Androidタブレットでした。
そしてこれの登場以降このサイズの端末はASUSはおろか他のメーカーからも発表されていません。
そういう意味で今でもAndroidタブレット、8インチクラスにおいてスリムさNo1です。
これしかノミネートがないわけですが。。笑
やっぱりモノってスマートなほうがかっこいいと感じます。
それも普遍性があります。
6年経った今でも僕はこの端末をかっこいいと感じます。
まだ陳腐化していませんからね。
もし技術革新が進んでさらに薄かったり、狭ベゼルな品が世に出ていれば陳腐化するでしょうね。
仮にもデザインのAppleが最新端末として発表する商品とサイズが一緒なのでまだまだ現役としていけると思います。
ASUS ZenPad S 8.0 Z580CA 外観紹介
端末写真を共有しておきます。
6年経っていますが大事に使ってるので全然キレイです。
すごく薄いんです。6.6mm
これだけではサイズ感がわからないと思うのでスマホなど他の端末も置いてみました。
右の僕のメイン端末Rakuten mini(3.6インチ)は小さすぎて参考にならないかもしれません。
余談ですが僕は端末内部(ソフト面)をキレイに掃除して、ホーム画面も無駄の無いシンプルなレイアウトにするのが好きなんですよね。
持ってる端末は全部同じようなホームになります。
サイズの話に戻します。
一般的なサイズ代表として左に会社スマホを置いています。
こちらはサイズが[幅76 × 高さ157 × 厚さ8.8mm]で多くの方が持っているiPhoneの「11」に近いと思います。
※参考 iPhone11 サイズ[幅75.7 × 高さ150.9 × 暑さ8.3mm 6.1インチ画面]
ここ近年のスマホの拡大は6インチ台を超えてどこまでいくんでしょうね。
次に手で持った感じです。
片手で持つことができます。
僕は手が大きいです。
イメージのために指が左右に出るように握りましたが実際使う際はこのようにする必要はありません。
もっと親指をだして、残りの4本指に乗っけるイメージで安定します。
そして持つ上で特筆すべきことは、重さがとても軽いので重量による負の感覚は全くないです。
(参考)僕のタブレットの用途は?
僕のタブレットの利用用途
最後にこれを共有しておきます。
僕はゴリゴリのパソコンユーザーです。
それもデスクトップ派で、webはじめインターネット通信やその他作業等は大画面で快適なユーザー体験で行いたいと思っています。
スマホについては「外出時のエマージェンシー用端末」ぐらいに捉えています。
外での通信を重視していないんですね。
それであればモノを持つこと(リアルに手に持つことも)をできるだけ避けたい僕は、せめて小さい端末を持つという選択をします。
たとえばスマホは家の中では全く触りません。
こんな僕なのでタブレットがあっても基本的には日々出る幕がないです。
家の中なら大画面で、キーボード&マウス付きのPCがあるので100%それで行います。
ソファで寝ころびながら使いたいというような意見もありますが僕はそれをしないです。理由は「快適じゃないから」ですね。
手腕だけに負担がかかったり、姿勢が悪くなったりという件とインプット装置が弱いためです。
それはデスクチェア、キーボード&マウスがあれば全部解消できます。webやPC作業をしたいならPCに向かいます。
そして普通の外出時は大きいものを持ちたくないので、タブレットは100%持っていかないです。
そんな僕のタブレット利用用途はこちらです。
・旅行時に利用する
はい、もう用途はこれだけです。
ペンもついているので手に入れたら絵をかいたりするかなとも思いましたが、それは無かったです。
上述の通り基本的には日々出番がないですが旅行という特殊環境下だけは必要になってきます。
宿泊先ではPCを使うように大きい端末で情報処理をしたいですし、旅行中全般において大きい画面でマップを開くことができるのは非常に価値があります。
これまでの利用の回数は?
僕は6年間この端末をその用途で使っていますが、まさに旅行の回数分だけ使ってきたイメージです。
数が少ないと年に3回程度の出番です。
旅行とは言いましたが「実家への帰省」も入っています。それは年に決まった回数、最低限あります。
こうして遡って考えてみると主役としてガッツリ使った回数は6年間で20回台の回数かもしれませんね。
この数字をどうとらえるか。
タブレット購入予定者へアドバイス
まずなぜミニマム思考な僕なのにタブレットを買ったか
多分、一般の人よりも「必要のないモノを持ちたくない」という考えが強いです。
そんな僕がタブレットをなぜ買ったかというと、溜まったドコモのポイントを使い切りたかったからです。
タブを買ったのは、ちょうど三大キャリアDocomoに嫌気がさしてMVNOのマイネオに移った時期でした。
最後に数万円分溜まったドコモポイントを処理する必要があったのです。
ポイ活なんて言葉は当時なかったですが、どうやれば得になるか考える人間にとっては消費の仕方にはとても悩まされました。
その他の使いやすいポイントに変換することはできない、可能なのは指定された商品への交換、そして基本はドコモのモールのようなところで消費するかしかなかったのです(商品は高い)
そんな中、ヨドバシではドコモポイントを消費できるという情報をキャッチしヨドバシで消費しようとしたのです。
でもヨドバシで何を買おうと露頭に迷っていた時に、ある程度興味があったこのタブレットに目線が向きました。
しかし購入前に非常に迷いました。
買った後の状況は読めていたので「利用頻度めちゃめちゃ低いだろうな」と。
でも実質出費で1万円もかからない金額で手に入れられるならいいか、と思って購入した次第です。
つまり僕の中でもちょっと判断甘く通った事案でした笑
タブレット購入予定者へアドバイス
手に入れた当初は「役に立つかわからないけど購入GO」という甘め判断でしたが、今僕はこの品を購入したことに満足しています。
上で述べた「主役として使った回数」を計るとたったの20数回かと解釈してしまいがちですが、ポイントはそれによって得られた体験の価値です。
例えば誰にとっても以下のようなケースで恩恵を受けられると思います。
恩恵1
①PCユーザーが実家に帰省し数日間滞在するケース
・PCユーザーがスマホだけで「行いたい情報処理」を終わらせるというのは非常にきついがタブレットがあれば緩和される
・その際にメインスマホは仕事を任せず温存できる
恩恵2
②旅行に行くケース
・旅行時どのタイミングにおいても大きなMAPを確認できることは価値大
・観光地情報を一覧性が高い大画面で調べられる
・その際メインスマホは仕事を任せず温存できる
これら恩恵は必ず享受できます。
これは回数で測れるところではない気がします。
もし僕の過去のケースを金銭的な価値に換算するとすれば、1万円はおろか3万円も5万円も超えるぐらいの価値は少なくともあったと感じます。
※これは今まで恩恵を受けた分にいくら払えるかと自問してみました
よって年に数回旅行する人にとっては5万円程度のタブレットは数年かけて十分元が取れると思います(感覚上の話)
利用用途をイメージしたときに日常ではタブレットの出番が無い人でも大丈夫です。
最後に
ASUS ZenPad S 8.0 Z580CAに興味を持たれた方に対していくつか注意です。
6年前に発売された端末でありAndroidOSの更新は止まっているのでご注意ください(android5のまま)
現在新品での販売というのはほぼ見受けられません。
購入となれば基本は中古で手に入れることになると思います。
Amazon、楽天、yahooの参考です。中古品であれば一定の玉数があるようです。
安いものは1万円台です。
性能面でいうと新型iPadminiとは大きな差があります。まったくかないませんのでご注意ください。
ただし僕個人的には性能について大満足です。
Chromeのweb閲覧についても画面表示速度は問題ないですし、GoogleMAPの動きもカクカクすることなく問題ないです。
これをわざわざ新しい8インチクラスのタブレットに乗り換えようとは思いません。
現在が如何にスペック的なインフレ状態にあるかを感じますね。
普通のことをするなら全くハイスペックなんていらない。
旅行用としてこれら8インチタブレットを所持しておくのはなかなか捗ると思います。
オススメです。
※余談 実家でのタブレット利用について
実家に帰省した際のタブレット使用についてはもっとPCライクさを上げようか悩み中です。具体的には10インチのSurfaceにしようか検討中。
しかし利用用途が「実家に帰った時使用」だけになります。これにいくらかけることになるのかと。。
個人的にはいわゆる旅行というイベントには上記10インチのノート(Surface)は不要です。友人等と旅しているときにPC開いて何かをする時間はほぼ無いです。8インチタブぐらいが大きすぎず最適解です。
そして10インチサイズになると僕のメインの旅行バックには入らないのです笑
旅行時の携行品も最小にしてできるだけ小さいバッグで行くようにしているので。
荷物が少ないのはとても快適なのでオススメです。
横目で見ているSurface GO3について記事を書いています。 小さいパソコンSurface GO3が登場する模様です。 先日Microsoftのtwitterアカウントがこのようなツイートをしました You’re invited. Learn ... 続きを見る
【リーク】小さいPC Microsoft Surface GO3 登場します
その他コンパクトで良いモノ全般について紹介しています。
気になる記事があれば是非チェックしてみてください。
他にも”コンパクトなモノが好き”という思考の根っこではありますが、”無駄を省く”とか”お得(経済的無駄を省く)”といった観点でも記事を書いてあります。数分で読める記事なので是非チェックしてみてください。